聖典スフィンクスの声

スフィンクス



神について
人間について
人生について
信仰について
幸福について
宗教について
罪について



 神について

『神は宇宙万象の根元にして、無限の寿(いのち)と無窮の光の実体なればなり。』

『神は光にして善なり、善にして永遠の生命、真理の実在なり。』



 人間について

『人間よ、汝らの世にその生を享(う)けたるは何がためぞ、徒(ただ)に己が欲望を満足(みた)さんためのものにあらず、天祖(かみ)の栄光を世に顕現(あらわ)さんがための故に、人間(なんじ)は各も各も地に振り蒔かれたる種子なり。』

『人間は久遠に生きる霊性(みさが)を具有(もて)り。この人間賢し、無限を知るが故に不滅なり、生老病死のあらぬ人間なり、光輝く神の御子なり。神の子は有限に在世して無限永遠を観るなり。』



 人生について

『人生は玉手箱なり。又人の言葉も玉手箱なり。人はこの玉手箱を開きて、人生の真実なるものを知見せざるべからざるなり。』

『人生とは如何なる処ぞ、而して人間とは如何なるものぞや。汝ら、人生は心が描写する天降(あも)の真人(まびと)の舞台(ステージ)なり、而して人間は各も各もその心の描写する舞台に天降の現実を上演する主役なるものなり。』



 信仰について

『信仰は有限なるものと無限なるものとの切替えなり、滅亡(ほろ)ぶものより不滅(ほろびざ)るものへ、有限(かぎりあ)るものより無限(かぎりな)きものへ、而して人間の生観を死あるものより永遠の生命へと結びゆくは信仰なり。』

『神の信仰に生くることは真実の生活をすることなり。真実の生活をすることは真実の人間の歩みにして、これ即ち真人(まびと)の実相(すがた)なるものなり。』

『信仰の心を覚ますべし、人間の本能は信仰の心の自覚(めざめ)によりて、崇高(たか)き叡智の神にまで飛躍せん。而して人間の社会(よ)の雑多の中に無上平安の道を開顕(ひら)かん。』



 幸福について

『おお、われ、全世界の人の一人をも余すことなく全き幸福に逢わせずばやまじ。』

『人間は善の道を選ぶも悪の道を選ぶも自由なり。されど汝ら、悪の道を選ぶこと勿れ。そは完全(まった)き自由と真実の幸福とは善の道にのみあるものなるが故なり。』



 宗教について

『宗教は人生の燈台なり。この燈台は無限の智と無窮の愛に満されてあり、人間は此の燈台の光の中に真実の自己を自覚し、自己の完全幸福を発見するなり。汝らよ、この光は人間の生命の源にもゆる光なり。』

『宗教は全人類の魂を無限の愛によりて清め、平和の国を人々の霊のうえに建設するものなり。』



 罪について

『汝らの犯せる罪は汝らの子孫に伝わるべし。そは汝らの祖先の犯せし罪の、即ち汝らを善につまずかせることとはなりたるものなるが故なり。』

『人は本来神の子なり、故に罪の子にてはあらず。天祖(かみ)は神の子を造りたまえども、罪の子を生みたまわざりき。されば罪は天祖のつくりたまいしものにてはあらざるなり。然らば罪をつくりしは誰ぞや、又神の子を罪の子なりといえるは誰ぞ。天祖は罪をつくらず、故に罪の子を認めたまわじ。されば罪及び罪の子を認める者は誰にてもあらず、そは人間(ひと)自身(みずから)なるものにてあらざるべからざるなり。』