昔の事です。自分の畑で採れた野菜を荷車に載せ、朝早く村から町へ売りにでかけている婦人がある日の夕方尋ねてきました。
「私が丹精込めて作った野菜です。今日も朝一番に町まで売りに行ったものの、少し売れただけでほとんど残ってしまいました。どうぞ神様にお供えください」
見れば白菜や人参、大根など、どれも立派に育っています。こんなに新鮮で美味しそうなものが売れないはずがない。そこで、その婦人にこう言いました。「売れ残ったものを神様にと持って来るその心に原因があるから売れないのです。残り物には福があるという言葉は神様に対しては当てはまりません。これからは朝一番にお供えすると良いですよ」
あくる日、朝一番に神様に採れたての野菜をお供えしてから、町に売りにでかけたところ、一つ残らず綺麗に売り切れたそうです。
神様を畏れ敬う心を持ち、まず一番に神の義を立てることが万事物事がうまく運ぶ秘訣です。









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幸せになるためのお話
NO.23