@「信じること」・信念

 信仰とは、神を信じ尊ぶ事、一般的には信頼して疑わない事を言います。私たちは生活の中で、どこまで「信じる」ことができているでしょうか?
 例えば、会社でリストラされたA氏とB氏がいます。A氏は「どうして自分がリストラされるのか」と不満を露にし、会社を怨み、同僚を妬んでいます。しかし、この様な心では好転にはほど遠く、どんどん気持ちが落ち込み、さらに悪い結果を招くことになります。
 これに対し、B氏は「これは自分に与えられた試練なのだ」と真摯に受け止め、この現実を通して神は自分に何を教えているのかを、信仰体験を元に祈り感じることができます。その結果、良い道が開け、精神面・現実面共にさらに成長することができるのです。

☆ポイント☆

「汝ら、神は全能なり、宇宙を創め万物を造り、而して、これを永久(とこしえ)に主宰す。汝ら、運命の力は神の掌中にあるものぞ、止(とど)め難き流れを止(とど)め、断じ難き炎を断ず。神の尊厳は無限の愛なり。」(スフィンクスの声9輯2編第4章2021節)

 全能の神(天祖)の存在を認め、神の御力を信じきることにより、生活の上に起こる全ての出来事を正しく受け止め、良い道を開いていくことが出来るのです。




A「受け入れること」・素直な心

 あなたは、「来週の土曜日、お寿戒に来て下さい」と依頼されました。しかし、土曜日は友人との予定が入っています。その時あなたは、どのように答えますか?

A、「予定があるのでお寿戒には参加できません」と断る。

B、「はい、わかりました」と答えながら、予定をキャンセルしなければならない状況を不満に思う。

C、「はい、わかりました。しかし土曜日には予定が入っていますので、出来れば日曜日でもよろしいでしょうか」と、受け入れた上で事情を説明する。

このA・B・Cの答えを見て、皆さんはどのように感じましたか? Aは自分の予定を優先して最初から拒否し、Bはわかりましたと答えても、心に不満を抱いています。Cは一見、自分の都合を主張しているようにも見えますが、まず「お寿戒参加」を受け入れて、積極的に参加しようという姿勢が見受けられます。同じ信仰をしていても、その心の持ち方によって、信仰を実践する度合いが違うことが解かります。
 また、これは社会生活の中においても同様で、会社で上司から仕事を依頼された時、忙しいからと否定するのではなく、「はい、わかりました」とまず受け入れることにより、上司からは信頼を得られ、会社のためにも貢献でき、それが実績となって自分に良い結果となって返ってくるのです。

☆ポイント☆

「汝ら、天祖(かみ)は私なき鏡の面(おも)にその実相(みすがた)を写現(うつ)し給う、天祖(かみ)を写現(うつ)す心はその生命(いのち)長久(なが)くして憂い煩いのあることのなし、大地の如くその幸魂(さいわい)ゆたかなり、而して天の運行の如く調和して常恒(つね)に安定(やすき)を失わざるべし」(スフィンクスの声 10輯3編第4章29節)

「私なき」とは、我のない心であり、天祖に対して素直な心、人に対して素直な心です。それは天祖を写す心であり、憂いや煩いがなく、幸福な生活が約束されているのです。




B「思いやること」・与える心

 あなたは、生活の中でどれだけ人を思いやることができるでしょうか。一番身近な人間関係といえば家庭ですが、家庭の中における思いやりについて考えてみましょう。
 例えば、主人が仕事から帰ってきた時、妻は「お帰りなさい」と言葉をかけます。しかし、それに加えて「いつも家族のために頑張ってくれて有難う」と一言つけ加えたならば、主人の心は喜び、家族のために更に努力することでしょう。これは、妻が「感謝の気持ち」即ち、愛の心を表現したことにより、夫の心にも「家族のために」という愛の心が生まれ、お互いの心が調和したことになります。また、親子の関係においても同様です。母親は毎朝、子供のためにお弁当を用意しますが、子供が「お母さん、今日のお弁当とてもおいしかったよ」と言ったなら、母親はどんなに喜ぶことでしょう。又、親が子供の成長・努力に対し「よく頑張ったね」と認めたなら、子供も心の励みになるはずです。


☆ポイント☆

「汝ら、つくづくと人の生くる事実を以て知れかし。愛の心なくして育まるるものは、世に一つだにあらざるなり。」(スフィンクスの声 9輯3編第101314節)

この様に、家族が思いやりを言葉で表現する、この愛の心によって調和が育まれ、充実した幸せな生活が実現されます。




信仰で得られる幸福な生活

 今回は、例題をもって心の持ち方について説明してきましたが、これらは全て信仰によって得られる精神であり、ただ「教会へ行く」という行為だけではなく、その信仰の在り方・姿勢が大切であることを示しています。

 私たちは、今一度信仰の在り方とその姿勢を振り返り、教えをスフィンクスの声より学び、信仰を生活の中で実践して更なる幸福生活を実現していきましょう!









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NO.06