日々是向上


 命あるものは日に日に成長しています。
 じっとしているように見える樹木も呼吸し、一瞬一瞬伸びて成長し生きているのです。
 天に向かって高く伸びた樹木は急に大きくなったのではありません。眼には見えないほどに少しずつ伸びて、あれほどの高さになるのです。生命は眼に見えないけれども、たゆまず成長するという事です。
 つまり、生き生きさが生命の本質なのです。自分に生き生きさがない時は、何かが不足しているのです。その日一日の出来事がその人の容貌に現れます。  光・水・二酸化炭素を程よく呼吸してたゆまず成長する樹木は大空に聳える大木になり、毎日成長しようという努力なしで何かの機会があったら頑張るんだと思っている人は、結局いつまでたっても進歩向上はできません。
 

法則に促した世界

 人生におけるいろいろな出来事は、一見外からの影響のように思われますが、ほとんどは、人と人との関係による「自分自身の物の見方や考え方」によって現れてきます。人は些細な事でも、相対する思いや言動を表現し、それが他人との、また親子間の争いであったりします。人生を楽しく送ろうと思うなら、まず真理を学び法則を知らなければなりません。
 スフィンクスの声に、「汝ら、現実は種と土との世界なり、何れも空想のものにあらず、蒔けば芽生え、打てばひびく、確なる世界なり」(10・9・1・20)と述べられています。
 天祖様は宇宙を貫く創化生成の不変の真理つまり「法則」そのものです。麦の種を蒔いてお米を収穫させて下さいと願っても、法則にかなっていないから実現しません。人にとって、自分自身の想念・思い・考えが種となりますから、その芽が成長し、この世界で実を結びます。ですから善の種を蒔けば幸福に、悪の種を蒔けば不幸が人やその人生に現れてきます。
 法則・真理を知らずして、救世寿様に身勝手な自分の事ばかりを願っていては得るものも得られないでしょう。自分自身の心の畑に善の種を蒔かずして幸の芽が実り、収穫出来るでしょうか。まずは自らがよき種を蒔き、よき芽を実らせていく事が大切なのです。
 

神に感謝する心

 神は天地創造の始め、光・空・陸・海・水・植物・生物を創られ、その後、人を創られました。
 この天地創造それは、神の雛型である人祖、つまり私達の人類の原型となる人間を生成化育させるためにその環境を整えられたのです。
 今人は、この大自然を当然のこととしてこれに感謝することを忘れているのではないでしょうか。それは、神に生かされて人は生きているという根本を忘れていることと言えます。その結末が水・大気・オゾン層等の人類による地球環境汚染と破壊の現実なのでしょう。信仰の有る無しに関わらず、人はこれを知り、その中でも、太陽・空気・水、この3つの根本的神の恩恵を忘れてはいけません。
 なぜなら、これがなければ私達は生きられないからです。この恩恵に感謝する心が、人類には必要なのです。
 

神の子の自覚と実践
 
 人は神によって創造された万物の霊長であり、神は人にとって創造の父であり、母であるのです。だからこそ人は、「神の子」といわれ、人類一人一人は尊い存在であるといえます。この真理を知ることによってこそ、神の存在を認め信じ、神を尊ぶ如く自分の存在を尊び、また他の人を敬愛し、お互いを神の子として認め合うことができるのです。
 信仰は学問ではありません。
 学んだ真理を実践しなければ何の変化も何も生まれてはきません。いくら美しい花の咲く種があっても種を蒔かなければ芽が出ないのと同じことです。
 自分の前に道が開かれていても、進まなければ幸福には到達できないのです。一歩一歩たゆまない前進が大切なのです。
 私達の前には幸せが開かれているのです。幸・不幸はあなたが今、幸福の扉を開き、自らが前進することにあるのです。









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幸せになるためのお話
蒔けば芽が出る世界に生きる私たち
NO.05